第13話 活動の大枠決め

活動記録

「みんなだんばれ!!ブログ」にお越しいただきありがとうございます。『ひさよろ』と申します。

機械部品メーカの技術職17年生(係長)である私は、自身の職場で「技術者の幸福度=働きがいを高める活動」を行なっています。

ここでは、活動の一つである「係長会」(係長たちが連携、成長し、係メンバーも引き上げることを目指す)を紹介をいたします。

前回の係長会にて、新年度の新メンバーからも活動目的に納得してもらい、活動をスタートしました。今回は活動テーマの大枠を決めるべく議論していきます。

伝えたいこと

  • 会議をスムーズに合意形成まで行うために、資料やアンケートの事前展開が有効だったこと
  • 3つの大分類を活動テーマとすること。「係長の成長」「部下の育成」に加え、それらに注力するために「業務効率化」にも取組む

係長会9回目:活動テーマ決め

事前準備

今回の係長会のゴールは、活動テーマの大枠を決めることです。1時間の会議のなかで、14名の係長の意見をまとめ、結論まで導かなければならないため、事前準備を念入りに行いました。

具体的には、

  • 会議案内を1か月前に送付し、予定を確保する(前回が終わったら議事録送付と共に即設定)
  • 資料と事前アンケートを作成する(事前に議題を理解して、意見を準備してもらう)
  • 会議案内にアジェンダとゴールを明記し更新、資料、アンケートとともに1週間前に再連絡

資料・事前アンケート

会議で用いる資料はパワーポイントで作成しました。事前アンケートはMicrosoft Formsで作成し、会議の前日までを解答納期として、結果を資料の中に盛り込んでいます。

資料の構成↓

  1. 前回の振り返り
  2. 年度末にどうなっていると嬉しいのか
  3. “やりがい”ってどんなときに感じる?
  4. 係メンバーに係長を引き継ぐにはどうすればよい?
  5. 活動を3つの大分類に

前回の振り返り

前回は新メンバーを迎えたため、係長会の主旨を説明。係メンバーの業務目標、教育目標や業務で非効率を感じることを議論しながら、係長会の活動を行うことを納得してもらいました。

理念は、従業員の働きがい=幸福度を上げよう!であり、そこにつながるようにみんなの協力を得られる活動にしていきたいと考えています。

年度末にどうなっていると嬉しいのか

活動は23年度の1年間を区切りとします。年度末に各係長がどんな状態になることを目指すのかを伝えました。前回の冒頭で係長タイプ(やりたいか、昇進したいか、後任がいるか)を確認しましたが、そこから上の状態を目指すことで、係長の“やりがい”を感じるようになる=みんなが嬉しい、と考えたのです。

現時点では昇進に前向きな人が少なく、そもそも係長をやりたいとも思っていない。代わりにやってくれる後任候補もいない。。。

というわけで、まずは①係長に“やりがい”を感じられる(課長になりたいなと思えたらなおよい?)、②部下に係長を引き継げる状態になること、を目指す活動にしよう!としました。

“やりがい”ってどんなときに感じる?

係長のやりがいを上げようと言いましたが、そもそも”やりがい“ってどんなときに感じるのか、事前アンケートの結果をもとに話し合いました。

ネットで書かれていた「7つのやりがいを感じるとき」に当てはまるものを聞いたところ、“達成感”が最も多い回答でした。“他己評価”(感謝や成果評価)、“能力発揮”も“達成感”につながるという意見が多かったです。

“高給与”だけでなく、“達成感”も大事だということですね。部下も同じように思っているのかなぁと感じます。

係メンバーに係長を引き継ぐにはどうしたらよい?

自分が昇進して課長をやりたいと思ったり、係長をやりたくないから他の人にやってもらいたい、と考えた場合、後任が必要となります。どんな状態になれば後任に引き継げるのかを考えてみました。

  1. 部下=係メンバーが係長になれるくらい育っている
  2. 部下=係メンバーが係長をやりたいという気持ちになっている
  3. 自分の係に適任者がいないのであれば、他から引張ってくる

こんな感じでしょうか。私なりにそれぞれの具体例を以下のように挙げ、係長会で議論しました。

私が挙げた3つの他にも、2つの意見が出ました。係長をやるメリットを伝えたり、いっそ試しに係長をやらせてみる(役職が人を成長させる)ことも後任を作るためには有効な手段だと思います。

活動を3つの大分類に

①係長に“やりがい”を感じられる(課長になりたいなと思えたらなおよい?)、②部下に係長を引き継げる状態になることを目指し、係長会での活動内容を以下の3つに大分類することを提案しました。

  1. 係長の成長・・・係長が成長し、やりがいを感じられる状態を目指す
  2. 部下の育成・・・部下が係長に必要な知識・スキル・心構えを身につけている状態を目指す
  3. 業務効率化・・・1、2の推進する余裕を作るため、手間のかかる業務の効率化を行う

事前アンケートでは、他に追加すべきテーマがあるかと、上記案に対する注力したい度合いを確認しました。結果としては、

他に追加すべきテーマ:無し

係長の成長:部下の育成:業務効率化=3:4:3 の度合いで注力したい。

ということで、私の提案の通り3つを大分類として活動を行うことに決定しました。

当日の様子

係長会で議論した内容と決定したことはすでに上述の「資料・事前アンケート」の通りです。事前に資料とそれに沿ったアンケートを行なっていたので、議事進行はとてもスムーズでした。いろんな意見が出てきましたし、かといって脇道に逸れることもなかったです。

資料にはありませんでしたが、部下の伸ばすべきは「強み or 弱み?」という議論も生まれ、盛り上がりました。意見は14人の中で半々くらいでしたが、よく聞くと大半が弱みを伸ばす派でした。

弱みを伸ばす派の意見は、幅広い業務をできることが望まれているので、どうしても苦手=弱い部分を埋める必要が出てしまう。

強みを伸ばす派の中にも、強みを伸ばすのは理想だと思うが、好きなことだけをやることはできない。どうしても弱みの部分もやらないといけないので、弱みの部分を伸ばす必要があるという意見の人が多かったです。

といっても、自分の係メンバーの強み弱みを理解しているかと言われると、、、していないと思う。そのような状態も改善されるべきポイントだと思いました。

ちなみに私は、強みを伸ばす(伸ばしたい)派です。GALLUP社の通称「ストレングスファインダーテスト」を個人的に実施していて、みんながこういう結果に基づき強みを伸ばすことで働きがい向上につながらないかなと考えています。このテストを係長会メンバーは知らないようだったので、後日紹介することにしました(このブログでもどこかで紹介します)。

まとめ

  • 会議をスムーズに合意形成まで行うために、資料やアンケートの事前展開が有効でした
  • 係長会の活動テーマを3つに大分類しました。「係長の成長」「部下の育成」「業務効率化」
  • 強み or 弱みのどちらを伸ばすべきか議論で盛り上がった。ストレングスファインダーテストをどこかで紹介することにした(このブログでも紹介します)

次回予告

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

活動テーマの大枠が決まったところで、Teamsのチャネル構成の見直しを行います。

次回は、新たなTeamsのチャネル構成と、6月の活動内容についてお話しいたします。

では、第14話でお会いしましょう。

以上です。

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