当ブログにお越しいただき ありがとうございます。ひさよろ です。

私は上記のような夢を持ち、会社員をしながら個人で『ゲーム制作』と『コーチング』を掛け合わせた活動を行っているわけですが、ここのところゲーム制作のことしか記事にできていなかったので、それ以外のことで2024年度(4月〜3月)を振り返ってみたいと思います。
どんなことを振り返るのかというとタイトルの通り、初めて課長になった1年間です。本当にいろんなことがありました。そして、たくさんのことに気がつきました。皆さんにとってはどーでも良いことかもしれませんが、どうかお付き合いください。
ここで伝えたいことは↓のこと。

認証不正に揺れた2024年

2024年は、自動車メーカーによる認証不正問題が大きな話題となりました。
安全性を保証するための認証試験において不正が行われていたという事実は、コスト削減や納期厳守といった現場のプレッシャーが背景にあると報じられました。そしてその問題の本質として、企業の体質や風土、倫理観が強く問われることになったのです。
私が働くのも自動車部品の製造業界。他人事ではありません。
風通しの良い職場とは?
ということで、会社で毎年実施される「企業倫理月間」では風通しの良い職場について考えることがテーマとなりました。全職場に向けて「不正が起きない、させないための職場環境を考える」よう指示が出たのです。
私は課長として、このテーマをメンバーと一緒に考える立場にあります。ちょうど月一で開催している職場懇談会(お菓子を食べながらゆるく話す会)で、こんな問いを投げかけました。

風通しの良い職場って、どういう状態だと思う?

うんぬ・・・

うちの課の風通しって良いかな?
他部署との間ではどう?

・・・

この状況はマズイ。
気持ち悪くなってきた。

別に風通しが悪いとは感じないですけど、良いとも感じないですね
このあるメンバーの発言をきっかけに、他のメンバーからも意見が出てきました。
「職場内がギスギスしているとは感じないよね」
「上司が怖くて発言できないとか、最近はそんなこと感じないな」
「自分たちの部署でもそうだし、他の部署を見てもそんな感じかな」
「でも、風通しが良いとは感じないんだよな(なぜか)」
窓は開いているのに?

これらの意見に私はハッとさせられました。確かに、10年くらい前は怖いボス的な役員がいて、会議でその人が来ると空気がピリッとするような状況はありました。でも今はそんなことはありません。(温い環境過ぎなのもよくない気がしますが)。そういう意味では風通しが良い状態なのだと思います。でも、風通しの良さを実感できない。
それって、
窓は全開だけど風が吹いていない
状態なんじゃないか!?
さらにメンバーから話を聞いていくと、私自身も感じていたモヤモヤが言葉になってきました。
「どうせ 上に不満を言っても何も変わらない」
「どうせ 何か提案をしても質問攻めにあったあげく許可してもらえない」
そんな諦めが、どこかにあるのだと思います。
例えば、ITツールの導入や業務の効率化など、新しいことを始めようとすると、「費用対効果はあるのか?」「それって本当に必要?」「リスクは?」と、あらゆる角度からの質問が上司から飛んできます。その上の役員に説明できないと却下されてしまうことが目に見えているからです。
私の説明不足もあるとは思います。でも、日々の業務で手一杯の中で、そこまで理路整然とした説明を準備するのは正直難しい。だから言わなくなる。自分やチームメンバーたちができる範囲内で「こじんまり」としか動かなくなる。
結果、風は起きない。誰も風通しを感じない。
新任課長はつらいよ(いいわけ)

2024年4月に課長に就任してからは大変な毎日でした(今も継続中)。
担当するのは これまで全く関わってこなかった業務たち。
- 特許情報
- ISO14001(環境)審査
- IATF16949(自動車品質)審査
- 社内研修
- 派遣社員
- 新卒採用イベント
こういった感じのことを取りまとめる役目。私の会社は事業部制をとっており、本社にもそれぞれの担当部署はあるのですが、実務的なことは現場である事業部の人間が動かなければなりません。それが私ということです。専門的な知識が必要となる場面も多く意外と責任が大きいのですが、前任者からは表面的な引き継ぎしかなく、手探りでこなすことに。
毎週1回は「はじめまして」の挨拶を社内外の人と行うような感じでした。ちょっとしたことでも誰かに教えてもらわないといけないし、お願いをしないといけない。くだらない伝言ゲーム的な感じになりそうなこと(今まではそうしてきたらしい)も、目的をきちんと理解して次の相手が分かるように配慮してお願いするなど、とても時間がかかります。
それらは課長単独で行わなければならない業務であり、さらに課内メンバーの業務も見なければなりません。
庶務系の係が所属しているので、部門の予算の管理、発注業務やIT機器の管理など、今までは「やってもらっていた」側で深く知ることもなかったことを理解しないといけません。めちゃくちゃ雑多でワケわかめ。
そして、だいぶ毛色が違ったCAEを行う係も所属しています。コンピュータ解析や、プログラミングをして設計ツール開発なんかを行っているチームで、超専門的な知識が求められますが、上司の私は素養がないのでメンバー任せになっています(みんな超優秀)。
いずれもド素人な私は与えられた仕事をこなし、メンバーの仕事についていくのがやっとの状態。課長としてやるべき課内で抱える問題の改善には手が回りません。そんな私の状態をメンバー達は分かっていて、私に期待をしていないのでしょう。
これでは風なんて起きないですね。
それでも風を起こしたい
正直に言えば、何度も「ババを引いてしまった」と思いました。日中は会議の連続、方々からの依頼対応で、じっくりと考える時間がない。帰宅後や休日は子どもの面倒を見なければなりません。自由時間がとれる朝早くも残務をこなさなければならない。ゲーム制作をしたら仕事が終わらない、仕事をしたらゲーム制作ができない…。
いっそ、課長としての役目を放棄して言われたことだけをこなすマシーンになろうか(課長と言っても代理だし)。無風状態だって構いやしないよ。サラリーマンだから最低限のことやっていれば給料はもらえるし。頑張ったってボーナスは大して増えないんだから。ゲーム制作を優先して仕事は手を抜いてしまおうか?
って、おいおい、ひさよろよ。そんなことでいいのか?
「日本人が大志を抱けるゲームをつくる」ことがおまえの夢なんじゃないのか?
そうだよ。今の自分みたいな人が腐らずに前を見て、問題に立ち向かっていけるようなマインドを持てるようになる。そんなきっかけを与えるゲームをつくることが自分の本当にやりたいこと。会社の風土に文句を言って諦めるような人間にそんなゲームはつくれるのか?まずは自分が変わらないといけないんじゃないのか?
よし、風を起こすのは俺だ!!

ゲーム制作は少し(かなり?)ペースダウンしますが、仕事の手を抜くことができない性分。きっちりやり切ろうと思います。その中で得た経験を必ずゲーム制作に活かそうと決意したのでした。
というわけで
会社の風通しの良さを感じるために、自ら風を起こそう!と決意した2024年度でした。そして2025年度を迎え、この記事を書いている時点で2か月ほど経過していることになります。次回は後編という形で、私が会社でどんなことをしたか or しているかについてお話ししていきたいと思います(ゲーム制作はよ?)。
というわけで最後にいつもの、
みんなだんばれ!!

頑なに張るの「がんばる」ではなく、
弾むように張るの「だんばる」で、
一緒に人生を楽しみませんか?
最後までご覧になってくださったあなた、ぜひぜひX(旧Twitter)で交流しましょう!ゲーム制作をしていない方もウェルカムです。人生や働くことを楽しむために、日々くだらないことをつぶやいています。

以上です。
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