【ゲーム制作015】4作目の ネコのヒゲを抜くな! の中身を紹介します

ゲーム制作

当ブログにお越しいただき ありがとうございます。ひさよろ です。

私は上記のような夢を持ち、会社員ながら完全未経験の『ゲーム制作』と『コーチング』を掛け合わせた活動を行っています。

4作目(2025年3作目)として『ネコのヒゲを抜くな!』というゲームを公開しました。ここでは、それをどのように作ったのか、苦労や工夫したことを紹介いたします。

どんなゲームかというと、ネコのヒゲを抜かないように毛羽立った毛布の毛を全て抜くゲームです。非常にくだらいゲームなのですが↓の記事からぜひ!プレイしてみてください。

スマホだと毛を掴めないのでPCでお願いいたします。

なぜこの題材を選んだのか?

2025年の目標として、小さいゲームを5本公開すること!を挙げました。なので、暇なときには短時間で遊べる単純なネタはないかなぁと考えています。その時に以下のような思考を巡らせたというわけ。

  1. ネコが好きだからネコのゲームにしたいな
  2. ネコのヒゲってよく見ると面白いな
  3. でも、抜いたらどうなるのかな
  4. ものすごく怒るんだろうな
  5. じゃぁどうやったら抜くチャンスがあるかな
  6. スヤスヤと眠っているときかな
  7. ただヒゲを抜くだけでは単純すぎるな
  8. ギャンブル要素も入れたいな
  9. ヒゲに似た毛が他にもあって、その中で1本だけネコのヒゲにしよう
  10. ネコが眠っているなら毛布にくるまっているかな
  11. 毛羽立った毛布の上にネコが眠っていることにしよう
  12. そのネコは一本だけとても長いヒゲを持っていて、それが毛布の毛に似ていることにしよう

くだらない発想ですがそんなもんで構いません。とにかくゲームをつくることが大事!

企画段階のアイデア

前作を見切り発車で作り始めてワケわかめになったので、今作ではUnityを起動する前に企画書的なもの書き始めました。上述した題材に対して、タイトルと目的(プレイヤーにどうなってほしいか)、ゲームの概要を文章で書き、それを実現するためのゲーム画面のイメージ図を描きます。

最初の手書き企画書はひどい物です。。。絵がうまい人がうらやましい。

さすがにこの絵ではゲームとしての魅力が皆無なので、無料で入手できるイラストを集め、パワポ上でそれっぽくゲーム画面の構成をまとめてみました。

なんかゲームっぽくなりそうだな、と(初心者の根拠のない)自信が湧いてきます。

ゲーム画面の構成が固まったので、あとはゲーム開始時のタイトル画面とクリア、ゲームオーバーした時の画面があればゲームとしてまとまるな、ということを考えます。タイトルシーンではモード選択も欲しいところです。

ゲーム性を向上させるために、プレイヤーを邪魔するオブジェクトも欲しいです。部屋で眠るネコを起こそうとする邪魔者を考えます。とりあえず、ハエとか大きな音を出す物かなぁ。

という感じで企画書をつくり、Unityでゲームをつくっている時に迷子にならないように努めました。実際のところは迷子になりましたし、お邪魔オブジェクトなんぞは実装するに至らずですが、企画書があるとゲーム制作をしている感じがめちゃくちゃします(個人的満足感)。

ということで、次から実際に公開したゲームの中身の紹介に移ります。

ゲームプロジェクトの構成

まずはUnityのプロジェクト構成を簡単に紹介します。

Sceneについて

企画書の通り4つのシーンを作りました。

TitleScene

企画段階では、複数人プレイ(くじ引き的なモード)を考えましたが、ひとまずは基本となる一人プレイモードのシステムまでをつくることにしました。

GameScene

ゲームのメインとなるシーンです。ここに色々な機能が詰まっています。

ClearScene

見事クリアできた人が見ることのできるシーンです。簡素なので、見たらもっと嬉しくなる演出をしたかったなぁ。

GameOverScene

プレイヤーが何度も見ることになるはずのシーンです。コツを掴めばクリアできるので、どうかあきらめないでください。

スプライトについて

フリーイラストを使わせていただいたり、ChatGPTに生成させたり、Powerpointで自作してみたり。自分で絵が描けたらどんなにいいかと思いますが、自分には絵のセンスがないので欲張らず(時間をかけず)。もっと上等なゲームを作れるようになったら外注してみたい。

スクリプトについて

ゲーム制作を始めてまだ一年足らず。コーディングスキルは初心者です。なので、ChatGPTに手伝ってもらいながらスクリプトを書いています。

ゲームのコンセプトは考えたものの、本当に作れるのかは分からない状態でUnityを触り始めました。機能を一つ一つ分解してChatGPTにコードを教えてもらい、それをスクリプトに書きこむ、それを繰り返していく。継ぎはぎコードで生じたエラーの修正に奮闘しながら、なんとかゲームが完成。unityroomで公開。そしてこのブログを書き始めて気が付きます。

このゲームの中身ってどうなってんの?(なんか、前作でも同じことになっていたような)

そこで、構成図を作りました↓。スクリプトを読み解き、無駄なスクリプトを他と統合したり、シーンをまたいで使えるStatic関数を学んで取り入れたり。

本業と家族との時間の合間に少しずつ取り組み、出来上がりまで2週間以上かかりました。次のゲームを作りたい衝動を必死に抑え、苦行のような時間でしたが、おかげでスクリプト構成の全体像を考えるスキルは上がったと思います。

苦労・工夫したこと

今回も小さく簡単なゲームですが、行き詰まって悩むことがたくさんありました。その苦労と工夫したことの一部を紹介します。

  • 毛は楕円上に生成・配置するようにした
  • 毛をひっぱる動作は妥協し演出でごまかした

毛は楕円上に生成・配置するようにした

このゲームの特徴の一つとて挙げられるのが毛布の毛です。そして、ゲームシステムを作るにあたり最初にぶつかった壁は、その毛をどのように生成・配置するかでした。試行錯誤を繰り返しながら実装した手順は以下の通り。

まず、毛はPrefabにして1つだけ。↓の図のように作りました。

この毛を毛布のスプライト上に配置するために、見えない楕円の線を定義してそこの上に毛の配置点をランダムで決めるようにしました。配置した後は毛を傾けたり左右反転させたりして、バラバラ感を出します。

こういう条件を考えるのはとても好きです。生成・配置ができたときの感動はひとしおでした。

毛をひっぱる動作は妥協し演出でごまかした

毛を「ひっぱる」動作は、最初に考えていた状態と比べて70点くらいの出来です。毛の先端をつまんで、上下左右にグリグリ動かしながら引き伸ばせるようにしたかった。しかし、スクリプトを書き始めて私には難しすぎると気が付きました…。

上手くいかなかったという状態が↓の動画のような動き。どこをひっぱっているのか分からない…。

毛をひっぱる制御が上手くいかなかったときの状態

なので、ひっぱられるのは一方向だけにしました。ひっぱって抜くまでの動作は下図の通りです。

ポイントというか、自分への言い聞かせとしては

「みんな毛をひっぱろうとマウスを動かす方向は横ではなくて上の方だろう(一方向に)」

「毛がプツっと抜けるような感じを出せば それっぽくなるだろう」

「毛が抜けたら徐々に透明になって消えるようにすればカッコもつくだろう」

要は完璧を追い求めず、ほどほどに妥協しました。

どんな感じにひっぱられるのか?ぜひプレイして確認してみてください!

ネコのヒゲを抜くな!
あるところに、1本だけヒゲが やたらと 長いネコがいました。そのネコが愛用する毛布は なぜか いつも毛羽立っています。そして あなたは思う...「あの毛布の毛羽立ちを 今すぐに、今すぐに すべて抜いてしまいたい...。」たとえ 凶暴なネコが...

いつかアップデートしたいこと

ゲームは公開しましたが、基本システムだけを実装したテスト版のような状態です。今はただ毛を抜くだけの物足りないゲームです。なので以下の3点は必ず盛り込みたい。近いうちに。できるだけ早く。

  • お邪魔オブジェクトの追加(最低3つ)
  • スコア計算式の改善
  • みんなであそぶモードの追加

お邪魔オジェクトは企画段階のアイデアのところで書いたようなものですね。

スコア計算式はとても単純(抜いた本数×残時間)なので、いまいちスコア更新したい!というモチベーションが湧かないなぁと作った私自身ですら思います。

抜いた毛の本数と経過時間でスコアが決まります

みんなであそぶモードは、スコアを競うのではなく、『黒ひげ危機一髪』的な感じのものを考えています。

というわけで

4作目『ネコのヒゲを抜くな!』の中身を紹介いたしました。このブログ記事を書く時間って、ゲーム作っている時と同じくらいかかってないか?と思うくらい時間がかかりましたが、書いてみると自分の頭の中が整理され、ゲーム制作スキルが高まったなと感じます。この先、大きな作品に挑戦するためにも着実に成長していこう。仕事や家族との時間も確保しなければならないので慌てず焦らずじっくりと。。。

というわけで最後にいつもの、

みんなだんばれ!!

頑なに張るの「がんばる」ではなく、
弾むように張るの「だんばる」で、
一緒に人生を楽しみませんか?

最後までご覧になってくださったあなた、ぜひぜひX(旧Twitter)で交流しましょう!ゲーム制作をしていない方もウェルカムです。人生や働くことを楽しむために、日々くだらないことをつぶやいています。

以上です。

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