【コーチング独立】きっかけ と 期待

コーチング独立

「みんなだんばれ!!ブログ」にお越しいただきありがとうございます。『ひさよろ』と申します。

機械部品メーカの技術職17年生(係長)である私が職場で行なっている「技術者の幸福度=働きがいを高める活動」を紹介しています。

ここでは、活動を思い立つきっかけである「コーチング」について、自らの学習体験を紹介いたします。学習の先には「コーチング」で独立する目標を掲げています。

伝えたいこと

  • コーチングとはどういうものか
  • 私がコーチングに興味を持ったきっかけ、コーチングの期待

コーチングとは

コーチングと聞くと、スポーツの指導をするコーチをイメージする方が多いと思います。実はビジネスにおいても、上司と部下のコミュニケーション方法としても使われているのです。

これより簡単にまとめますが、株式会社 コーチ・エィのwebサイトをご確認いただくとより理解できると思います。

コーチングの定義、コーチの役割

コーチングの定義は、株式会社コーチ・エィの書籍「この一冊で全てがわかる コーチングの基本」で下記のように示されています。

コーチングとは、対話を重ねることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセス

鈴木義幸[監修] コーチ・エィ[著] この一冊で全てがわかる コーチングの基本

コーチの役割は、クライアント(=相手)自身が達成したい目標を明確にし、課題を解決するために適切な「質問」をすることです。

質問中心の働きかけについて、さらにコーチ・エィの著書を引用すると、

コーチの投げかける質問にクライアントが答えていく過程で、クライアントの視点が変わり、物事がはっきりし、発想が膨らみ、そして行動に起こす意欲あわいてくるーーーそのようなプロセスを作り出すことがコーチに求められる支援のあり方

鈴木義幸[監修] コーチ・エィ[著] この一冊で全てがわかる コーチングの基本

コーチはクライアントと「伴走」し、最終的にはクライアントが「自走」できるようになることを目指します。

ティーチング、コンサルティング、カウンセリングとの違い

コーチングは、ティーチングやコンサルティングのように教えたり提案することに主眼を置いてはいません。答えを渡すのではなく、相手が自ら答えにたどり着くように働きかけていきます。

問いかけるという意味ではカウンセリングに近いですが、精神的な面よりも、課題解決や目標達成に重きを置いています。

それぞれに違いがあって、どれがベストというわけではありません。相手の立場によって適切な方法は変わります。例としては以下のような場合です。

  • 例)緊急度の高い問題が発生した場合や、右も左もわからない新人にはティーチングをした方が効果的な場合もある(コーチングでは時間がかかる)
  • 例)精神的に落ち込んでいる人には、まずはカウンセリングをして悩みを取り除いてあげる方が効果的な場合もある(コーチングしても課題や目標が思い浮かばない)

部下との関わりにおいて、私はコーチング(少しカウンセリング寄りの)が有効だと考えています。

別の記事で書こうと思いますが、アドラー心理学に基づいたコーチングを目指しており、多くの人に知ってもらいたいです。アドラー心理学は「嫌われる勇気」という書籍がきっかけで、日本でも広く知られるようになったものですね。

コーチングを知ったきっかけと、私の期待

きっかけ:ドイツ駐在時代

私がコーチングを知ったのは、2020年の夏頃。そのときは海外駐在員としてミュンヘンの営業/技術部隊の事務所に赴任していました。2018年夏から始まった3年間の駐在期間が残り1年となり、現地スタッフを育成・自立させることが課題でした。

私の海外赴任のミッションは、顧客(カーメーカ)からの新規プロジェクト獲得に向けた技術対応をリードすること。顧客と社内(生産に関わる日本や海外工場)との間に立ち、プロジェクトを推進することでした。

という風に書くと、ものすごく仕事も英語もできる人だったと思われますが、全然そんなことはありませんでした。経験値が少ない状態での抜擢だったので、行ってから覚えることがとても多く(設計知識は初心者レベル)、英語はTOEICで600点をちょっと超えるくらいでした(読み書きや聞きはちょっとできるけど、まったくしゃべれないレベル)。駐在員時代はものすごく辛かったです。。。

現地スタッフを育成しようとしても知識が乏しいので、私に出来ることはない。言葉で説明しようにも、気の利いたことを英語で話すことができない。私があーだこーだ言うのではなく、現地スタッフが主体的に行動できる、プロジェクトをリードする意識に変化させる方法はないかと、ずっと悩んでいました。そんな中、とある書籍でコーチングというものを知ったのです。『グローバルリーダーのための「トランジション・マネジメント」馬場久美子 著』という書籍でした。

コーチングを行う上では、相手の領域の知識を必要としません。対話を通して相手が理想を描き、問題に気づき、自分で目標を設定して進むことを手助けする。こういう関わり方ができたら現地スタッフが主体的に動けるようになるのでは!とコーチングに期待を抱きました。

しかし、当時は勉強しようにも相談する人がいません。日本のコーチングスクールのオンライン授業を調べましたが、時差の都合で受講を断念。とりあえずコーチングのスキルはゼロの状態でしたが、インターネットで得たコーチングの考え方を念頭に置いて現地スタッフと接することに。すると、いろいろな変化を感じました。

やったことは、言現地スタッフに指示を出す時「あなたは何がどうなっていたら良いと思う?」「自分目線ではなく工場側の目線で考えた場合はどうなったらみんなが嬉しいと思う?」などと、質問中心でじっくりと対話をすることです。

すると、指示を出さなくてもプラスαのことをやってくれたり、意見がぶつかって妥協点が見つからなくても、最後には「お前の言っていることも理解できるからまぁしょうがないな、それでやるよ」と言ってもらえるように。現地スタッフの業務に対する納得感が高まっていると実感しました。

じっくりと対話することで現地スタッフとの関係が深まりました。コーチングスキルは大したことない私でしたが、そのような関わり方をするだけで外国人の意識を変えられるんだと驚きました。これを日本語が通じる人にやったらものすごい効果が得られるのでは!?と思ったのが、コーチングへ興味を持ったきっかけです。

じっくりと対話の部分を補足すると、コロナ禍となったことが不幸中の幸いでした。ピーク時は、欧州顧客は週2日しか仕事することを許されていなかったので、現地スタッフと話をする余裕ができたのです。今思うとコロナになっていなかったら、3年間の駐在員生活を乗り切れたかわかりません。

期待:技術者の幸福度をあげたい

ドイツ駐在員時代に、コーチングが相手を主体性を促すのにとても有効だという期待を抱きましたが。その先として、相手が「働きがい」を感じるようになることも期待しています。

私自身、駐在時は具体的な行動指針を教えられないまま、不慣れな仕事を任され激務の日々となり、「やらされてる感」「貧乏くじを引いた」「怒られてばっかりで辛いだけ」と言う感情が支配的でした。

ドイツと日本の時差は絶妙で、日本の朝8時がドイツの深夜12時or1時(サマータイム)。ドイツの朝8時が日本の午後3時or4時。日本の朝が始まる深夜まで頑張ってその日の報告メールを書き、朝イチで日本とweb打合せ、その直後に顧客とweb打合せ。日中は顧客との打合せで何を話していたかを現地スタッフとサマリーして、やるべきことを書きだし業務を割り振り。現地スタッフは定時で帰宅。私は顧客向けの資料を作ったり、日本への報告準備をして夜中に。。。この毎日の繰り返しでした。

かといって、日本の同僚も夜遅くまで働いて疲れ切っている。顧客要求に対してあーでもないこーでもないと時間をかけて検討しても、上層部から社内政治的な理由で一蹴されたり。念入りに整った報告書を準備したり。かたや、現地スタッフは仕事が中途半端な状態で定時退勤。。。なんだこの違いは?と思いました。

ドイツ人が残業をせずに帰宅するのは、法律上、日本よりも厳しく制限されているからなので仕方ありません。日本はサービス残業が常態化してますが、ドイツでは守らなかった場合の罰則が厳しい。部下がそれを守らないと管理職は100万円以上の罰金が課せられるようです。実際、現地スタッフから聞いたのですが、は前の会社で10分くらいサービス残業しているような人がクビにされた例があったらしい(さすがに盛っているか?)。

そんな感じなのにドイツ社会はうまく回っている。名だたる有名企業も多い。なんで日本人はそんなに長時間働くのか。。。日本は労働生産性がとても低いと言われますが、丁寧さなどの美徳から余計なことをし過ぎているんだと思います。長時間労働を好きでやっているのなら良いですが、「幸福度」も低い。「働きがい」を感じずに黙々と仕事をしている人が私の周りでは多いなと感じます。

こんな状況では、日本はどんどんダメになる。もっと日本人が「働きがい」を感じられ、「幸せ」だと思えるようにしたい。特に技術者は社会をより良くする力を持っていると私は信じています。技術者の「幸福度」をあげることで、結果、世界と戦えるよい商品が生まれ、日本経済が好況し、日本人全体の「幸福度」が上がるのでは?

じゃあ、技術者の「幸福度」をあげるためにどうするか。私はコーチングに技術者の「働きがい」を向上させる力があると期待しています。コーチングは絶対に必要な手法だと信じています。

と熱くなってきたところで、今回はとどめておきましょう。私のコーチングに対する期待が大きいと言うことを感じていただけたら幸いです。

日本の「幸福度」や「労働生産性」について書いた記事もありますので、そちらもあわせてお読みいただけると嬉しいです。働きがいを高める活動の第2話

まとめ

  • 【コーチングとは】ビジネスにおいても使われている。質問中心の対話によって相手から主体的な行動を促すことができる。
  • 【私がコーチングを知ったきっかけ】ドイツ駐在員時代に現地スタッフの育成に悩み、ビジネスリーダー育成系の書籍で知った。コーチングの考えを少し取り入れただけで関係が深まり、彼らの主体性が上がったことを実感!
  • 【私のコーチングへの期待】技術者へコーチングを行うことで、技術者が「働きがい」を感じられるようになる。そんな技術者達から世界と戦える商品が生まれ、日本全体の「幸福度」向上につながると期待する。

次回予告

次回は、帰国後にどのようにコーチング学習を始めたか、を紹介したいと思います。

結論を言うと、まず自分がコーチングを受けてみる!ですが、数あるコーチングサービスの中でどれを選んだか?その理由は?についてをお話しできれば。

以上です。

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